松尾芭蕉「春もやや 句碑」
年代 1836年2月 高さ 139センチ 幅 110センチ
碑面の読み下し

裏面の文面

  春もやや けしきととのう 月と梅     芭蕉

                     窪世祥鐫(え)る

天保七丙申年仲春
 
旭連
  
夜来  みとり  扇要  大慶
  
暁我  柳賀  大政  由成
  
花蝶  栢葉  文賀

解 説

○やや=ようやく。
○天保七丙申(へいしん)年=一八三六年。
○仲春=陰暦二月の異称。
○旭連=当園6碑(北元居士の句碑)の建碑者が「旭惣連」と刻まれ、みどり・扇要・由成など、一部の人名が重複しているところをみると、当時の俳句、雑俳の、地区的な愛好者集団と思われる。

 句出典は 『薦獅子(こもじし)集』(元禄六年一六九三刊)。『旅舘日記』六年一月にあたる条に「梅月」と前言して出す。画賛の句。(岩波書店『日本古典文学大系・芭蕉句集』)

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