小倉 常吉

おぐら つねきち

埼玉県深谷出身
1865〜1834 

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 明治・昭和時代の実業家。慶応元年9月、柴崎宗十郎の三男として埼玉に生まれ、先代常吉の養子となる。12歳の頃上京し、日本橋の油店に雇われる。秘かに石油について研究し、明治22年独立して石油業を開き、32年に製油事業をはじめる。大正14年に株式会社小倉石油となり、大島精油所、鶴見貯油所、新潟や秋田に油田を持ちタンカーも数隻持つなど日本屈指の石油会社を起こした。

 明治43年の大洪水以降、深刻な経営難に陥った百花園に対し、大正4年、その土地を引き継ぎ、再建と経営を支援した。没後、遺志により昭和13年9月、百花園は東京市に寄付された。